清澄庭園

東京日本庭園の中の最高峰と言っても過言ではない、清澄庭園。
一ツ歩を進めるごとに違った表情を見せる清澄庭園の魅力は、まさに“無限”。

正門を抜け、大正記念館の横を通り抜けると、最初に目の前に広がる泉水を見た時から、既にダイナミックな「和み」の空間があなたを迎い入れます。

最初にこの日本庭園を訪れたときは既に六義園や向島百花園などの多くの日本庭園を目にしてきましたが、泉水との最初の出会いでここまで感動をしたのがこの清澄庭園だけでした 。

江東区の周りの環境とは対照的に、ここでは別次元の時間が流れ、最高の癒しの時間を与えてくれます。

庭園内には美しい磯渡りや、亀や鯉などの生き物も池の中にいて、驚くほど多くの魅力が随所に現れています。
どれほどの美句もこの日本庭園では霞んでしまう清澄庭園はまさに「和み」の庭園。

東京が世界に誇れる日本庭園の一つでもある清澄庭園は、間違いなく三ツ星庭園で、どんなに離れている所からでも訪れる価値のある日本庭園と言えるでしょう。

入り口付近のししおとし
清澄庭園 - 入り口付近のししおとし
鯉の餌を売る売店
清澄庭園 - 鯉の餌を売る売店

清澄庭園の特徴

清澄庭園には名勝という名にふさわしい様々な見所があります。
例えば、全国から集められた名石、松尾芭蕉の句が刻まれた句碑、5月上旬にはツツジとサツキの花で燃え上がるような色合いを見せると言われる“富士山”。

様々な特徴のあるこの日本庭園なんですが、僕が最も特徴的だなと思う部分、それは...

泉水の大きさです。
敷地内の半分はあろうかという大きな泉水は、入園後は美しい蓮田のある自由広場以外の全ての場所が泉水に面しています。



これは、ガイドブックや公園協会でも取り上げられていない部分なんですが、ここまでの泉水の大きな日本庭園は非常に珍しいです。

庭園の大部分が泉水という清澄庭園は、都心の庭園ほど周辺の大きな建物は少なく、最も空を感じやすい日本庭園といえます。

ここまで空を感じられるのは、都内の庭園では非常に珍しいです。

清澄庭園から見える空
清澄庭園 - 清澄庭園から見える空
雲からこぼれ落ちる午後の陽光
清澄庭園 - 雲からこぼれ落ちる午後の陽光

他にも特徴的なのが、松島の向にあるある磯渡りの奥にある傘亭です。



石で作られらた大きな傘の下には4人掛けほどのスペースがあり、ここから庭園内を見渡せるようになっています。
石造りの傘亭は非常に珍しいですし、何よりもこの見晴らしの良さは清澄庭園内のベストスポットの一つと言えるでしょう。

この美しい清澄庭園には前述したとおり、無限の表情があり、長いコースを歩く場合でも多種のお花があり、美しい中島があり、そして空を感じることの出来る一番の庭園です。

一つ一つに飽きない、変化のある景色を見せてくれるこの庭園は「和み」という考えにも最適で、かつ庭園鑑賞にも最高の一つである名勝の庭園です。
管理人の西野が自信を持ってお勧めできる日本庭園の一つです。

清澄庭園の見所

【泉水】
見所其の1 - 泉水
広大な池に3つの中島のある清澄庭園の一番の特徴と言うべき泉水。
昔は隅田川からの水を引いていたため、東京湾の干満によって微妙に変化したと言われています。
今では雨水でまかなわれているので少し水は濁っていますが、庭内の作りに最高にマッチしています。
【名石】
見所其の2 - 名石
岩崎家が全国の自社の汽船で全国の名石を各地から集めたと言われているこの名石の数々。
代表的なものは伊豆磯石、伊予青石、佐渡赤玉石、京都保川石など様々な名石が園内の随所にあります。

【料亭】
見所其の3 - 料亭
入り口を抜け、最初に泉水を見たときに正面左にあるこの料亭。
中に入ることは出来ませんが、1909年に来日した英国のキナッチー元師を迎えるために岩崎家が建てたものです。
【磯渡り】
見所其の4 - 磯渡り
庭内の2箇所に大磯渡りと、磯渡りの2箇所にある磯渡り。
鯉や亀などの水辺に生き物を身近に感じられる遊び心のある演出をしています。

【富士山】
見所其の5 - 富士山
全山がツツジとサツキで覆われているこの山。
ツツジの多いことから「つつじ山」とも呼ばれています。
清澄庭園で最大の築山で、5月上旬には最も見頃となる山です。
【池の中の友達】
見所其の6 - 池の中の友達
池の中には鯉や亀がたくさんいます。
天気の良い日に池の中の生き物を鑑賞するのも又良いかもしれません。


清澄庭園の逸話

大正12年(1923)の関東大震災や、昭和20年(1945)の3月の大空襲の際には避難所として多くの人の命を救った清澄庭園。
歴史のある日本庭園でもあります。